• 衛生士ブログ
  • 2025.5.20

神経治療の流れ🦷

1.麻酔をする

虫歯で神経の治療が必要なときは、まずはじめに麻酔をします。神経がない歯には麻酔をしない場合もあります。

2.歯を削り、神経を抜く

虫歯になっているところを削り、虫歯で神経までいっていたら神経を取ります。ここで、少しでも神経を取り残すと痛みの原因となります。しかし歯の神経が入っているところは、曲がりくねっていたり複雑な形をしていたりします。図では簡単そうに見えますが、神経の治療は難しい治療なのです。

神経治療の一回目は、根管内の神経や感染した内部を掃除して、細菌を除去します。
根管内のお掃除が終わったら、根管内を薬品で洗浄し、根管内を殺菌します。

2回目以降からは、何回か洗浄した後に膿などの症状がないかの確認をしながら最終的なお薬を入れます。

3.歯の根っこ内を消毒する

4.薬を詰める

何度か来院してもらい根っこ内の清掃と消毒が完了したら、最後に薬を詰めていきます。神経を抜いた部分に代わりとなるような固形のお薬です。この最終的なお薬は、しっかりみっちり詰めないと細菌が入る原因となります

5.土台を立てて被せ物を被せる

土台を立てて型取りをし、その歯型をもとに被せ物を作ります。この被せ物が入ればかみ合わせなどを調整して完全に治療終了です。

神経治療後の注意点⚠️

痛みや違和感

  • 治療後に軽い痛みを感じることがありますが、数日で治まります。痛みが続く場合は、歯科医に相談してください。

再感染を防ぐためのケア

  • 定期的な健診を受ける。
  • 歯磨きを徹底し、歯垢を取り除く。

被せ物が必要な場合

  • 根管治療後は早めに被せ物を装着することで、歯の破損や再感染を防ぎます。