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  • 2026.3.19

歯周病ってどこまで進むの?

「歯ぐきが少し腫れているだけだから大丈夫」

「痛くないし、まだ様子見でいいかな」

このように思っている方はとても多いです。しかし歯周病は、“気づかないうちに進行する病気”であり、放置すると取り返しのつかない状態になることもあります。今回は、歯周病がどのように進行し、最終的にどうなるのかをわかりやすくお伝えします。

■ 歯周病の始まりは「歯肉炎」

歯周病は、まず「歯肉炎」という状態から始まります。

・歯ぐきが赤くなる

・歯磨きのときに出血する

・少し腫れている感じがする

このような症状が特徴ですが、痛みはほとんどありません。そのため、多くの方が見過ごしてしまいます。

しかしこの時点で、歯ぐきの中では細菌による炎症が起きています。原因は主に、歯に付着したプラーク(歯垢)です。しっかりと磨けていない部分に細菌が溜まり、歯ぐきを刺激して炎症を引き起こします。

この段階であれば、正しい歯磨きや歯科医院でのクリーニングによって健康な状態に戻すことが可能です。

■ 進行すると「歯周炎」へ

歯肉炎を放置すると、炎症は歯ぐきだけでなく、その奥にある組織にまで広がります。これが「歯周炎」です。

・歯ぐきの腫れが強くなる

・口臭が気になる

・歯ぐきが下がってくる

・歯が長く見える

さらに、歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」が深くなり、その中に細菌がどんどん溜まっていきます。

この頃から、歯を支えている骨(歯槽骨)が少しずつ溶け始めます。ただし、この段階でもまだ強い痛みは出にくいため、気づかずに進行してしまうケースが多いです。

■ 重度の歯周病になると…

歯周炎がさらに進行すると、重度の歯周病になります。

・歯がグラグラする

・噛むと違和感や痛みがある

・歯ぐきから膿が出る

・強い口臭がする

ここまでくると、歯を支えている骨は大きく失われています。歯はしっかりと支えられなくなり、最終的には自然に抜けてしまうこともあります。

また、一度溶けてしまった骨は、完全に元に戻すことは難しいとされています。

■ 歯を失う原因の第1位は歯周病

実は、日本人が歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病です。

痛みが少ないために発見が遅れやすく、気づいたときにはすでに重症化していることが多いのが特徴です。

■ お口の中だけの問題ではない

歯周病は、お口の中だけの病気ではありません。

歯周病菌が血流に入り込むことで、

・糖尿病の悪化

・心疾患

・脳梗塞

・早産や低体重児出産

など、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるといわれています。

そのため、歯周病の予防や治療は全身の健康管理にもつながります。

■ 早期発見・早期治療がカギ

歯周病は怖い病気ですが、早い段階であれば進行を止めることができます。

特に歯肉炎の段階であれば、

・正しいブラッシング

・歯科医院でのクリーニング

によって改善が期待できます。

さらに進行している場合でも、歯石除去やSRP(歯ぐきの中のクリーニング)などの治療を行うことで、状態を安定させることが可能です。

■ こんな症状は要注意!

以下のような症状はありませんか?

・歯磨きのときに出血する

・口臭が気になる

・歯ぐきが下がってきた気がする

・歯が長く見える

・歯が浮いた感じがする

1つでも当てはまる場合は、歯周病のサインかもしれません。

■ まとめ

歯周病は、

「気づきにくい」

「痛みが少ない」

「でも確実に進行する」

という特徴があります。

そして進行すると、最終的には歯を失ってしまう可能性がある怖い病気です。

だからこそ大切なのは、日々のセルフケアと定期的な歯科検診です。

当院では、歯周病の検査からクリーニング、必要に応じた治療、そしてメンテナンス(SPT)までしっかりサポートしています。

大切な歯を守るために、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。一緒に健康なお口を維持していきましょう。