歯ぐきが下がってきたら要注意!「根面むし歯」って知っていますか?
年齢を重ねたり、歯周病が進行すると、「最近、歯が長くなった気がする…」「前より歯ぐきが下がったかも?」と感じる方が増えてきます
実はその状態、根面むし歯(こんめんむしば)ができやすくなっているサインかもしれません(-_-;)
今回は、あまり知られていないけれど要注意な「根面むし歯」について、できるだけわかりやすくお話しします。
そもそも根面むし歯ってなに?
むし歯というと、歯の頭の白い部分にできるイメージが強いですよね。
この白い部分は「エナメル質」と呼ばれていて、とても硬く、体の中でも特に丈夫な組織です。
ところが、加齢や歯ぐきの下がり、強い歯みがきなどが原因で歯ぐきが下がってくると、歯の根っこの部分(根面)が見えてくることがあります。
この根っこの部分は、歯の頭の部分と違ってエナメル質で覆われていません。そのため、歯の頭の部分よりもやわらかく、酸の影響を受けやすいという特徴があります。
つまり、歯ぐきが下がって根っこが見えてくると、むし歯になりやすい場所が増えてしまうということになります。特に大人の方に増えている「根面むし歯」は、この部分にできるむし歯の事を指します
この根面は、
・エナメル質に比べてやわらかい
・酸にとても弱い
・むし歯の進行が早い
という特徴があります。
つまり、見た目以上にとてもデリケートな場所なのです。
理由は大きく分けて3つあります。
歯の頭の部分は、硬いエナメル質で覆われています。
一方、根面は「象牙質」というやわらかい組織が中心です。
そのため、
・プラーク(汚れ)がつきやすい
・酸にさらされると溶けやすい
という状態になり、むし歯が一気に進みやすくなります。
② 歯ぐきとの境目は汚れがたまりやすい
根っこの部分が見えてくる場所は、ちょうど歯と歯ぐきの境目です。
この部分は
・歯ブラシが当たりにくい
・力加減が難しい
・磨いているつもりでも汚れが残りやすい
という特徴があり、セルフケアが少し難しい場所でもあります。
そのため、歯垢(プラーク)がたまりやすく、気づかないうちにむし歯が進んでしまうこともあります。特に根っこの部分は歯の頭の部分よりもやわらかいため、一度むし歯になってしまうと進行が早いこともあります
だからこそ、歯と歯ぐきの境目は意識してやさしく丁寧に磨くことが大切です。また、歯科医院での定期的なクリーニングやチェックを受けることで、トラブルの早期発見・予防にもつながります✨
根面むし歯は、初期のうちは
・しみない・痛くない・見た目もわかりにくい です
「気づいたときには大きく進んでいた…」
ということも、実はよくあります
こんな方は特に注意!
根面むし歯は、次のような方に起こりやすい傾向があります。
・歯周病がある、または治療経験がある
・年齢とともに歯ぐきが下がってきた
・入れ歯やブリッジを使用している
・歯みがきの力が強いと言われたことがある
「自分も当てはまるかも…」と思った方は、少し意識してみてください
歯と歯ぐきの境目は、
ゴシゴシ磨くのではなく、やさしく・丁寧にが基本です。
毛先がやわらかめの歯ブラシを使い、
境目にそっと当てるように磨きましょう。
根面むし歯は、
早く見つけて、早く対処することがとても大切です。
歯科医院での定期メンテナンスでは、
・自分では落としきれない汚れの除去
・歯ぐきや根面のチェック
・むし歯の早期発見
が可能になります。
歯ぐきが下がってきた=年齢のせいではありません
「もう年だから仕方ないかな…」
そう思って放置してしまうと、歯を守るチャンスを逃してしまうこともあるのです
歯ぐきが下がったからこそ、
これからのケアがとても大切になります。
気になることがあれば、ぜひ谷山歯科医院に早めにご相談くださいね。