歯周ポケットに潜む罠
歯周ポケットの中には、想像以上に多くの歯周病菌が潜んでいます
さらに歯周病は「自覚症状が少ないまま進行する病気」です。だからこそ、症状が出る前の定期健診とプロによるチェックがとても重要になってきます。
「歯茎が少し腫れている気がするけれど痛みはないから大丈夫だろう」 「出血はあるけど、疲れているだけ」
そう思う方も多いかもしれません。しかし実はその”気のせい”の裏側で、歯周病は静かに進行している事が多いのです
まず最初に歯周ポケットについてもう少し詳しくご説明します。
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にできる「みぞ」のようなすき間のことを指します
健康な状態の歯ぐきでは、このすき間はごく浅く、歯みがきの際に自然と汚れが落ちやすい構造になっています。目安としては、歯周ポケットの深さは1〜2mm程度で、歯ぐきが歯にぴったりと密着している状態です
しかし、歯みがきが不十分な状態が続くと、歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)が残りやすくなります。
このプラークの中には多くの細菌が含まれており、歯ぐきに炎症を引き起こします。
炎症が起こると、歯ぐきは赤く腫れたり、出血しやすくなったりします。すると、歯ぐきが少しずつ下がり、歯と歯ぐきの間のすき間が広がっていきます。これが、歯周ポケットが深くなっていく過程です。
さらに厄介なのは、歯周ポケットが深くなるほど、歯ブラシの毛先が届きにくくなるという点です。すると、汚れがより溜まりやすくなり、細菌が増殖しやすい環境ができてしまいます。この悪循環によって、歯周病は気づかないうちに進行していくのです。
実は、プラーク1mgの中には数億個以上の細菌が存在していると言われていますつまり、歯周ポケットが深くなればなるほど、その中は歯周病菌にとって絶好の住みかとなってしまうのです!
さらに怖いのは、歯周病菌が歯ぐきの中で炎症を起こし、歯を支えている土台の部分を少しずつ弱らせてしまうことです。
歯は、歯ぐきだけで支えられているわけではなく、その下にある骨によってしっかりと固定されています。
ところが、歯周病菌が増え続けると、この大切な土台がじわじわと壊されていきます。
すると、歯ぐきはさらに下がり、歯と歯ぐきのすき間はますます深くなってしまいます。
歯周ポケットが深くなると、
・歯ブラシが届きにくくなる
・汚れが残りやすくなる
・菌が増えやすい環境になる
という状態が重なり、知らないうちに症状が進みやすくなります。
つまり、
👉 ポケットが深くなり
👉 汚れがたまりやすくなり
👉 炎症が続き
👉 さらにポケットが深くなる
という、なかなか自分では止めにくい悪循環に陥ってしまうのです。
しかも歯周病は、強い痛みが出にくいため、
「気づいたときにはかなり進んでいた」というケースも少なくありません
ここで、ぜひ知っておいてほしいポイントがあります
歯周ポケットは進行すると10㎜以上になることもあります。そう1cmです:;(∩´﹏`∩);: また、6mmを超えると歯がグラついたり、最終的に抜けてしまうリスクが高まります
しかし、ここが歯周病の一番怖いところ歯周病は
自覚症状が少ない病気
であるということです
実は歯周病は進行するまで
・強い痛み
・はっきりした違和感
がはっきり出にくいです。そのため、「痛くないから大丈夫だろう」と様子を見ているうちに、気が付いた時には進行してた・・・・というケースも珍しくないのです
だからこそ、定期健診が必要です
歯周病は
✔ 気づきにくく
✔ 進行しやすく
✔ 放置すると歯を失う原因になる
病気です
しかし、逆に言えば、定期的に検診を受けていれば、早期発見・早期対応が可能となります
歯周ポケットの深さの測定や歯石の除去、日々の歯磨きでは落としきれない汚れのクリーニングでは歯科医院でしかできません
歯周ポケットの中には、目に見えない大量の歯周病菌が潜んでいます
そして歯周病は、自覚症状が少ないまま進行するからこそ注意が必要です
「今は痛くないから大丈夫」ではなく「大丈夫そうな今だからこそチェックする」ことが将来の歯を守るための近く道となります
少しでも気になることがあれば是非お気軽にご相談ください
定期的なチェックとケアのために、ぜひ谷山歯科医院への受診をおすすめします