カカオ%でむし歯になる確率は変わる?
みなさんチョコレートは好きですか?私は大好きです!!それで今回は
「カカオ○%のチョコは、むし歯になりにくいの?」について、少し深掘りしてお話しします。
チョコ=むし歯、というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
じつは チョコレート自体が悪いわけではありません。
むし歯の大きな原因は “砂糖の量” と “食べる頻度” にあります。
今回は、カカオ%によってむし歯リスクがどのように変わるのかを、
歯科の視点から分かりやすくまとめました。
一般的に、カカオの割合が高いほど 砂糖の使用量は少なくなります。
さらにカカオには
抗酸化作用・口内細菌を抑える働き があると言われており、
砂糖さえ少なければ意外にも“むし歯を作りにくい食品”でもあります。
| カカオ% | 砂糖量の目安 | むし歯リスク | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 30〜40%(ミルク) | 多い | ★★★★★(高い) | 砂糖量が多い・粘りも強い |
| 50〜60% | やや多い | ★★★★☆ | 甘味が強く、歯面に残りやすい |
| 70%前後 | 中程度 | ★★★☆☆ | 砂糖が減り、比較的安心 |
| 80〜90% | 少ない | ★★☆☆☆ | 高カカオで細菌抑制も期待 |
| 95〜100% | ごく少ない | ★☆☆☆☆ | 砂糖が非常に少なく、むし歯になりにくい |
※あくまで一般的な傾向です。商品により異なります。
むし歯リスクが高くなるのは、
実は「甘いものを食べる量」よりも “食べる頻度” なんです。
歯の表面は、糖分を摂ったあと約30分ほど酸性になり、
この時間に歯の表層が溶けやすくなります。
👉 つまり
少量でもダラダラ食べ続ける方が、むし歯になりやすい のです。
ホワイトニング中・矯正中の患者さまにも、当院では
カカオ70%以上のチョコレートをおすすめしています。
理由は以下の通りです。
砂糖量が少ないので、ミルクチョコより残りにくい。
ハイカカオなので血糖値も上がりにくく、間食が減る方も。
砂糖の依存性が下がり、食べ過ぎ防止にも。
チョコレート=むし歯、ではありません。
大切なのは カカオ%と食べ方。
甘いものとうまく付き合いながら、口の健康も守っていきましょう。