「歯のすき間むし歯」に注意!
こんにちは、谷山歯科医院です
みなさんは「ちゃんと毎日歯を磨いているのに、虫歯ができた…」という経験はありませんか?実はその虫歯、“歯のすき間”が原因かもしれません。
見た目はきれいでも、内側で静かに進行していく「すき間むし歯(隣接面う蝕)」は、
近年とても増えているタイプの虫歯なんです
「すき間むし歯」はなぜできるの?
歯と歯の間(隣接面)は、歯ブラシの毛先が届きにくい部分。このすき間にプラーク(歯垢)や食べカスが残ると、そこにいる虫歯菌が糖分をエサに酸を作り、歯を少しずつ溶かしていきます。
このとき、表面からは見えなくても、
内側で「三角形の虫歯」がじわじわ広がっていることも!
しかも、エナメル質の内側(象牙質)まで進行するまで痛みが出にくいため、
「気づいたときには大きな虫歯になっていた…」というケースが非常に多いです。
歯のすき間むし歯のサイン
•フロスを通すと“引っかかる”“糸が切れる”
•甘いものがしみる
•歯と歯の間が黒く見える
•食べ物が詰まりやすい
こうしたサインがあるときは、早めに歯科でチェックを受けるのがおすすめです。目で見えなくても、レントゲンでははっきりと写ることがあります
歯ブラシだけでは防げない理由
歯の表面は歯ブラシで十分ですが、歯と歯のあいだ(隣接面)の汚れは歯ブラシでは60%しか落とせないと言われています。
残りの40%をカバーするのが、デンタルフロスや歯間ブラシ。毎日のケアにプラスすることで、虫歯のリスクを大きく減らせます✨
▪️フロスが向いている人
歯と歯の間がきっちり詰まっている方(特に若い方・前歯など)
▪️歯間ブラシが向いている人
歯ぐきが下がって、歯と歯の間に少しすき間がある方(奥歯など)
「どれを使えばいいか分からない…」という方には、谷山歯科医院で実際の口の状態に合わせたサイズ選びや使い方のアドバイスも行っています!
⭐︎レントゲン検査の大切さ
すき間むし歯は、肉眼では発見しづらく、レントゲンでしか見えない位置にできていることも多いです。特に、隣接面の虫歯は、歯と歯が重なって見える部分なので見た目だけで判断するのは難しいんです。
谷山歯科医院では、定期検診時に必要に応じてレントゲン撮影を行い、“見えない虫歯”を早期発見・早期治療できるようにしています。
痛みが出てからでは治療が大がかりになりやすいので、半年に一度のチェックをおすすめしています
予防のポイント
1️⃣ フロス・歯間ブラシを毎日の習慣に
夜の歯みがき後に1回だけでも◎
2️⃣ 甘い飲み物・間食の回数を減らす
口の中が酸性になる時間を短くすることで再石灰化を助けます。
3️⃣ フッ素入りの歯みがき粉を使う
歯の再石灰化を促進し、初期虫歯の修復をサポート。
4️⃣ 定期検診・クリーニングを受ける
自分では落とせない歯石や着色を除去して、清潔をキープ
「虫歯は痛くなってから行くもの」ではなく、
「痛くならないようにチェックする場所」として通っていただけると嬉しいです!
当院では
•お口の状態に合わせたセルフケアグッズのご紹介
•フロスや歯間ブラシの使い方アドバイス
•定期的なクリーニング・検診
を通して、患者さまの歯を長く守るお手伝いをしています。小さなすき間から大きなトラブルにならないように、この秋はぜひ「フロス習慣」を始めてみてください