こんにちはです(* ˊ꒳ˋ*)
歯科医院に来られる方の多くは「歯や歯ぐき」を気にされますが、実は舌の色や状態にも健康のヒントがたくさん隠れています。
毎日見るのは歯だけでなく、ぜひ舌もチェックしてみてください( Ꙭ)!!
舌の色と体のサイン
🌸 健康な舌
- 淡いピンク色で、うるおいがあり、舌苔(ぜったい:舌の表面につく白いコケのようなもの)がうっすら。
これは一番理想的な状態です。血流も良く、体もお口も元気な証拠といえます。
⚪ 白っぽい舌
- 舌全体が白っぽく見えたり、舌苔が厚くついている状態です。
考えられること:
- 体が冷えている
- 疲れやストレスで免疫力が落ちている
- 口呼吸や唾液の減少で細菌が増えている
💡 厚い舌苔は口臭の原因にもなりやすいため、やさしくケアしてあげると良いです。
🔴 赤い舌
- 舌が全体的に赤く、ツルっとしているように見えることがあります。
考えられること:
- 熱が体にこもっている(風邪や高熱のときなど)
- 舌や粘膜の炎症
- ビタミン不足(特にB群)
💡 強い赤みが長く続くときは、栄養状態や体調を見直すきっかけにしてください。
🟣 紫色の舌
- 舌が紫がかって見えるのは、血流が滞っているサインです。
考えられること:
- 血行不良(冷え、肩こり、運動不足など)
- 慢性的な疲れ
- 血圧や循環器のトラブルが隠れている場合も
💡 舌の色が暗く紫っぽい状態が長く続く場合は、内科的なチェックもおすすめです。
🟡 黄色い舌
- 舌苔が黄色っぽく見えることがあります。
考えられること:
- 胃腸の不調や消化器系の疲れ
- 体に熱がこもっている(口内炎・胃もたれなど)
- 喫煙による着色
💡 黄色が長く続く場合は、生活習慣の見直しや医療機関での相談を検討してみてください。
舌チェックのポイント
- 朝起きてすぐに鏡で見る(食後や歯磨き後だと分かりにくいです)
- 自然光の下で観察する(室内の照明だけだと色味が違って見えることがあります)
- 変化が数日で戻るなら一時的なものですが、長く続く場合は注意
舌ケアの方法
- 舌ブラシや柔らかい歯ブラシで「奥から手前」にやさしくなでる程度でOK
- ゴシゴシ磨くと逆に傷つけてしまうので注意
- 水分補給や唾液を増やす工夫(よく噛む・こまめに水を飲む)も大切
まとめ
舌は「体調やお口の健康を映す鏡」といわれるほど、私たちの状態を映し出してくれます。
普段から歯だけでなく舌にも目を向けて、気になる色や症状が続く場合は、遠慮なくご相談くださいね。