• 受付ブログ
  • 2025.8.29

舌の位置で姿勢や歯並びが変わる!?

こんにちは、受付のです(^▽^)/
今日はちょっとマニアックなお話、「舌の位置と体の関係」についてご紹介します。

舌の正しい位置とは?

普段なにげなく過ごしていると、舌がどこにあるかなんて意識することは少ないですよね。
実は、舌には“正しいお休み場所”があるんです。

理想的な舌の位置は――

  • 舌全体が上あごにぴったりとくっついている
  • 舌の先は、上の前歯のすぐ後ろの「スポット」と呼ばれる場所に軽く触れている

この状態を「舌の安静位(あんせいい)」といいます。

舌癖(ぜつへき)ってなに?

ところが、この安静位が守られていないケースも多くあります。
例えば…

  • 口をポカンと開けている
  • 舌が下の前歯に当たっている
  • 飲み込むときに舌を前に押し出している

こういった習慣を 舌癖(ぜつへき) と呼びます。
お子さんだけでなく、大人の方にも少なくありません。

舌癖があるとどうなるの?

舌はとても強い筋肉のかたまりで、毎日何千回も「飲み込む」動きをしています。
その力が積み重なると、少しずつ歯や骨格に影響を与えることがあるんです。

  • 歯並びに影響
     舌で歯を押すクセがあると、前歯が前に出たり、すき間ができたりすることがあります。矯正治療をしても、舌癖が残っていると後戻りの原因にも。
  • 口呼吸になりやすい
     舌が下がって口が開いていると、自然と口呼吸が増えます。口呼吸はむし歯や歯周病、口臭のリスクを高めます。
  • 姿勢への影響
     舌の位置は頭のバランスと関係していて、常に舌が下がっていると頭が前に出やすくなり、猫背や肩こりの原因になることもあるといわれています。

自分でできる簡単チェック

ご自宅でできる舌チェックをご紹介します。

  1. 何もしていないとき、舌は上あごについていますか?
  2. 鏡を見たとき、口がポカンと開いていませんか?
  3. 飲み込むときに舌が歯を押していませんか?

1つでも当てはまれば、舌癖のサインかもしれません。

舌とお口を鍛えるトレーニング

  • スポット練習
     舌の先を「スポット」に置いて、そのまま5秒キープ。これを何回か繰り返します。
  • パタカラ体操
     「パ」「タ」「カ」「ラ」と大きくはっきり発音します。舌や口まわりの筋肉をバランスよく鍛えられます。
  • 鼻呼吸の習慣
     舌が上あごについていると、自然と口が閉じて鼻呼吸しやすくなります。

これらを日常に取り入れると、少しずつ舌の位置が整っていきます。

まとめ

舌の位置は、歯並びや呼吸だけでなく、姿勢や全身の健康にもつながっています。
「そんなことまで舌が関係してるの!?」と驚かれる方も多いですが、実際にとても大切なポイントなんです。

「自分も舌癖があるかも?」と感じたら、ぜひ一度ご相談くださいね。
歯並びやお口の健康を守るためのヒントを一緒に見つけていきましょう☺