• 衛生士ブログ
  • 2025.12.20

麻酔はどのくらいの時間きいている?

歯医者での麻酔について

麻酔は大きくわけて全身麻酔と局所麻酔に分けられます。歯医者でよく行われる麻酔法は、局所麻酔です。局所麻酔とは、体の一部にだけ麻酔薬を浸透させて、一時的にその部分の痛みだけを失わせる方法です。

局所麻酔の方法

歯医者の局所麻酔法は、表面麻酔法・浸潤麻酔法・伝達麻酔法の3種類あります。

・表面麻酔法

歯茎に麻酔薬を塗って、歯茎の表面のみの感覚を痺れさせる方法です。歯そのものには効きません。後から麻酔の注射を行います。表面麻酔を行うおことで、注射の痛みを軽減する効果があります。

・浸潤麻酔法

痛みを取り除きたい歯の周囲の歯茎に注射して行う麻酔法です。虫歯の治療から親知らずの抜歯まで、非常によく効きます。

・伝達麻酔法

麻酔が効きにくい場所や、浸潤麻酔法よりも広い範囲に麻酔を効かせたい時に行われる麻酔法です。親知らずを抜く際に使用します。持続時間が長いのが特徴です。

麻酔をした後の注意点

麻酔の効果が残っている間は、頬や舌を噛んでも痛みがないので、知らない間に大きなケガをすることがあります。

○表面麻酔

表面麻酔だけで麻酔が終了することは稀です。表面麻酔だけの麻酔であれば、10〜20分ほどの麻酔の効果がきれます。

○浸潤麻酔法

局所麻酔薬では、血管収縮薬が配合されています。使用した麻酔薬の本数にもよりますが、おおむね2〜3時間は処置後も効果が持続します。

この間は食事を控えるようにしてください。2〜3時間以上経っても痺れた感じが残っているなら、食事を控えるようにしてください。

○伝達麻酔法

麻酔が効き始めるのに時間がかかる反面、処置後麻酔の効果が浸潤麻酔法よりも長時間持続します。伝達麻酔法の効果は、4〜6時間続くことが一般的です。