• 衛生士ブログ
  • 2025.11.11

8020運動とは🏃‍♀️🦷

「8020運動とは」、80歳になっても自分の歯を20本以上保とう という運動です。この運動は、自分の歯が20本以上あれば、ほとんどの食べ物を噛みくだき、生涯にわたって健康的な生活を送ることを目的としている。

目的と意義

食生活を豊かにする:自分の歯が20本以上あれば、食べ物をしっかり噛むことができ、食事を楽しみ、栄養をしっかり摂取できる。                                        

全身の健康維持:口腔の健康は全身の健康と密接に関連しており、歯周病は糖尿病や心臓病など他の疾患とも関連があることが指摘されている。8020運動を通じて口腔の健康を保つことは、全身の健康維持につながる。

健康寿命の実現:健康な口腔を保つことは、生涯にわたって活動的でいきいきとした生活を送るための重要な要素。

80歳で20本の歯を残すべき理由

食事を快適に楽しみ、しっかりと噛んで消化を助けるためには、最低20本の歯が必要とされている。特に高齢になると、食事のバランスを維持することが難しくなり、歯の本数が減ると食べられる食品が限られてしまう。これにより、栄養の偏りが生じ、身体機能の低下や要介護リスクの増加につながることが懸念される。歯を守ることは、全身の健康を維持するために不可欠。

8020達成率の現状

厚生労働省が実施した2022年の歯科疾患実態調査によると、80歳以上のうち51、6%が8020運動の目標を達成している。この数字は、運動開始当初の達成率7%と大幅に改善されている。

8020を達成するためのポイント

定期的な歯科検診:歯科医院でのメンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病を早期発見・早期治療できる。

正しいセルフケア:歯磨きの習慣を見直し、フロスや歯間ブラシを併用することで、歯垢や歯石の蓄積を防ぐ。

フッ素の活用:フッ素には、歯の再石灰化を促し、虫歯を防ぐ効果がある。フッ素配合の歯磨き粉を使用し、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることで、より効果的に歯を強化できる。

バランスの取れた食生活:糖分の摂取を控え、カルシウムやビタミンを豊富に含む食品(乳製品、大豆、魚など)を意識的に摂ることで、歯を強くする。

まとめ

8020運動を成功させるためには、予防歯科の意識を高め、定期的に歯科医院を受診することが重要です。