• 衛生士ブログ
  • 2025.10.13

🦷 保険のクリーニングと自費のホワイトニング、何が違う?歯科衛生士がわかりやすく解説!

「クリーニングとホワイトニングって同じじゃないの?」

「保険のクリーニングでも歯は白くなるんですよね?」

患者さんから、こうした質問をよくいただきます。

実はこの2つ、目的も内容も効果もまったく違うんです!

今回は、歯科衛生士の視点から、保険のクリーニングと自費のホワイトニングの違いをわかりやすく解説します🪄

🪥 保険のクリーニングとは?目的と内容

まずは「保険のクリーニング」から。

これは主に、歯石やプラーク(細菌のかたまり)を除去し、歯周病や虫歯を予防・治療するための処置です。

主な内容

  • スケーリング(歯石除去)
  • PMTC(機械的清掃)※医院によって内容は異なります
  • 茶渋などの軽い着色を落とすことも可能な場合があります

費用・効果

  • 費用:保険適用で数千円程度
  • 効果:歯の表面がツルツルになり、口臭や歯周病予防にも◎

ただし、ここが重要なポイント👇

👉 「歯を白くする」こと自体は目的ではありません。

汚れや着色が落ちることで一時的に歯が明るく見えることはありますが、歯そのものの色を変えることはできません。

✨ 自費のホワイトニングとは?目的と内容

一方の「ホワイトニング」は、歯の色そのものを薬剤で明るくする審美的な処置です。

虫歯や歯周病の治療ではなく、見た目の改善が目的になります。

主な方法

  • オフィスホワイトニング:医院で薬剤を塗布して行う
  • ホームホワイトニング:マウスピース+薬剤を使って自宅で行う
  • デュアルホワイトニング:上記2つを組み合わせる方法

費用・効果

  • 費用:1〜数万円(自費診療)
  • 効果:歯の内部の色素を分解し、自然な白さ〜芸能人のような明るさまで段階的に調整可能

こちらは保険が適用されないため、金額や方法は医院によって異なりますが、“歯を白くしたい”ならホワイトニングが必要になります。

🦷 どちらを選べばいい?歯科衛生士からのアドバイス

どちらを選ぶかは、目的とお口の状態によって変わります。

  • まずは保険のクリーニングでお口の健康を整えることが基本
  • 歯ぐきの炎症や虫歯がある場合は、ホワイトニングは後回しになることもあります
  • 「白くしたい」だけならホワイトニングが必要
  • クリーニング+ホワイトニングを組み合わせると、よりキレイで健康な口元を維持できます✨

迷ったときは、まず歯科医院で相談するのが一番です。

歯科衛生士や歯科医師が、お口の状態に合わせて最適な順番や方法を提案してくれますよ。

まとめ

  • 保険のクリーニング=汚れを落として健康を守る処置
  • 自費のホワイトニング=歯そのものを白くする審美的な処置
  • 目的・効果・費用はまったく異なる
  • まずはクリーニングで健康な土台を作り、その後ホワイトニングで理想の白さへ🌿