• 衛生士ブログ
  • 2025.5.17

神経の治療🦷

虫歯が進行し、神経まで達すると、強い痛みや腫れを引き起こすことがあります。この段階では、通常の虫歯治療だけでは不十分で、神経を取り除く「根管治療」が必要となります。

神経の治療とは

虫歯が進行すると、歯の内部にある神経が炎症を起こしたり感染してしまうことがあります。この場合、神経の治療が必要です。神経の治療は、歯の健康を回復し、抜歯を防ぐための重要なステップです。

神経治療は、歯を失わないための最後の砦ともいえる治療です。炎症や感染が進行すると、歯そのものが壊死してしまうことがありますが、神経治療を行うことで歯の機能を維持することが可能です。また、治療が遅れると痛みが増し、周囲の歯にも影響を及ぼす可能性があります。そのため、早めの対応が非常に重要です。

神経の治療が必要なケース

  • 進行した虫歯
    虫歯が歯の表面を越え、内部の神経に達した場合。
  • 歯の外傷
    強い衝撃で歯が割れたり、神経にダメージが及んだ場合。
  • 深い詰め物や被せ物
    過去の治療が原因で神経が炎症を起こした場合。

神経治療が必要となる症状

☆痛みやしみる症状

冷たいものや熱いものを摂取した際に鋭い痛みを感じる場合、神経まで虫歯が達している可能性があります。

  • 痛みが持続する場合、神経の炎症が進行している兆候です。
  • 一時的な痛みの場合でも、専門的な診断が必要です。

☆歯の変色や腫れ

  • 特に歯茎の膿や出血を伴う場合、早急な治療が求められます。
  • 変色は神経が壊死している可能性を示します。

☆レントゲンで確認できる症状

初期段階では自覚症状がなくても、レントゲンで神経部分の異常が確認される場合があります。

神経治療の目的

  • 痛みの緩和・・炎症や感染による痛みを取り除く。
  • 歯の保存・・歯を抜かずに、健康な状態に戻す。
  • 感染の拡大防止・・歯の内部に広がった感染が周囲の歯や骨に影響を与えるのを防ぐ。

まとめ

神経の治療は、進行した虫歯から歯を守り、噛む機能を維持するために不可欠な手段です。治療には複数回の通院が必要ですが、適切に行われることで歯を長期間使い続けることが可能となります。治療後は、丁寧な歯磨きや定期的な健診を通じて、再発を防ぐことが大切です。