• 衛生士ブログ
  • 2025.5.14

口腔ケアと誤嚥性肺炎の関係って??

こんにちは!谷山歯科医院です!

今日は、特にご高齢の方の健康に深く関わる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と「お口のケア」の関係についてお話しします。

■ 誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは、本来は食道に入るはずの食べ物や唾液・細菌が誤って気管に入り、肺で炎症を起こしてしまう病気です。

高齢になると飲み込む力(嚥下機能)が低下することで、この誤嚥が起きやすくなります。

■ なぜ口腔ケアが大切なの?

お口の中には常に多くの細菌が存在しています。

この細菌が歯や舌、入れ歯などにたくさん残ったままだと、誤嚥によってそれらが肺に入り込み、肺炎を引き起こすリスクが高くなるのです。

つまり、口腔ケアをしっかり行うことで、お口の中の細菌を減らし、誤嚥性肺炎の予防につながるんです!

■ 具体的に何をすればいいの?

  • 歯みがき:毎食後、特に寝る前の丁寧なブラッシングは必須!
  • 舌のケア:舌の表面も細菌がたまりやすい場所。専用ブラシでやさしくケアを。
  • 入れ歯の清掃:入れ歯は寝る前に必ず外して洗浄を。菌の温床になりやすいです。
  • 保湿ケア:高齢者はお口が乾きやすいため、保湿ジェルなどで乾燥予防を。

■ プロのケアも取り入れよう

ご自身やご家族でのケアに限界を感じたら、ぜひ私たち歯科衛生士にご相談ください。

訪問歯科や定期的な口腔ケアを取り入れることで、肺炎のリスクをグッと下げることができます。

まとめ

お口の健康は、全身の健康に直結します。

特に誤嚥性肺炎は命に関わることもある重大な病気ですが、日々の口腔ケアで予防ができるんです!

「たかが歯みがき、されど歯みがき」

今日も丁寧なお口のケアを心がけていきましょうね♪