ホワイトニングで白くならない歯もある!?
こんにちは!谷山歯科医院です🦷夏も過ぎ去り、涼しくなり過ごしやすい季節になって来ました。外出もしやすくなったため、谷山歯科にもぜひお越しください🌟
今回は、ホワイトニングで白くなる歯・ならない歯についてお話します!
まず、ホワイトニングは過酸化水素入りの薬を使い、歯の表面にあるエナメル質に沈着した色素を細かく分解することで歯が白くなります。
また、エナメル質のすぐ内側には黄色味がかった象牙質があります。エナメル質は透過性があるため、後ろの象牙質が透き通って黄色く見える原因になります。
ここで、過酸化水素がエナメル質に反応し歯の表面をすりガラス状にすることで、象牙質の色を透過しずらくさせる作用があり、この2つの効果から歯が白くすることができます!
【ホワイトニングで白くならない歯】
①詰め物や神経がない歯(失活歯)
ホワイトニングで白くできる歯は天然歯のみです。詰め物や被せ物、神経のない歯を白くすることはできません。詰め物を白くしたい場合、他の歯をホワイトニングで白くしてから周りの色に合わせて詰め物を交換すると良いと思います。また、失活歯を白くしたい場合、ウォーキングブリーチと呼ばれる内部から行うホワイトニング処置や、被せ物、ラミネートベニアなどの方法があります。
②金属により変色した歯
銀歯などの金属の詰め物や被せ物をしていると、金属イオンが溶け出し歯が黒ずんで見えることがあります。こうした金属による変色はホワイトニングで白くすることができません。対処法としては、金属を取り除き白い詰め物や被せ物に交換する必要があります。
【白くなりにくい歯】
①加齢による黄ばみ
年齢を重ねるにつれて歯は黄ばみやすく、ホワイトニングをしても白くなりにくい傾向があります。これは、加齢とともに長年使われた歯のエナメル質が徐々に薄れ、その下の黄色がかった象牙質が透けて見えるためです。しかし、効果が現れるのに時間はかかるというだけで、高齢者でもホワイトニングを受けることは可能です。
②フッ素コーティングされた歯
ホワイトニング前にフッ素を使用すると、コーティング作用によりホワイトニング剤の浸透を阻害してしまうため、ホワイトニング効果を十分に得られない場合があります。お家でホワイトニングする前の歯磨き粉もフッ素入りの物じゃない方がいいと言われていますが、今はほとんどの歯磨き粉にはフッ素が入っているためなかなか除去するのは難しいと思います…。また、フッ素コーティングする場合は、ホワイトニング後がおすすめです。
③歯茎のキワや犬歯
もともとの色が濃い分、白くなるのに時間がかかりやすいです。希望の白さにするためには、複数回の施術が必要な場合があります。
このように、ホワイトニングしても【白くならない歯・なりにくい歯】があります。
ホームだけ、オフィスだけ、のホワイトニングだけじゃなかなか効果を得られない方はホーム➕オフィスの二つを組み合わせる”デュアルホワイトニング”を行うとより白くはなりやすくなるため今までホワイトニングの効果をあまり感じられなかった、、という方はぜひ一度歯科医院に相談されてみてください!
また、ホワイトニング後のケアにより後戻りが早くなるケースもあるため、前回のブログを読んでみてください⭐︎:)