• 衛生士ブログ
  • 2024.7.28

なんでむし歯になってしまうの?

歯がなくなってしまう病気は、歯周病と虫歯が主な原因です。歯周病は大人になってからじゃないと進行しませんが、虫歯は小さいお子様〜高齢者までもなってしまう病気です。今日は小さいお子様からでも予防できる虫歯についてお話ししていきます!😈

しっかり歯を磨いている人でも虫歯になるのなぜ?まず虫歯ってどうしたらなるの?

虫歯は、4つの原因が重なり合うことで虫歯が発生してしまいます。

この図は“ニューブランの四つの輪”といいます。

虫歯を作ってしまう原因には

①細菌 ②歯の質 ③時間 ④糖分 

があり、その4つが重なり合った時に虫歯が発生します。

4つについてもっと詳しく説明していきます!

①細菌🦠

口の中には虫歯や歯周病を引き起こす菌が数多くいます。

人によりその数、種類は異なります。

細菌を減らすために大切なことは『お家でのセルフケア』と『歯科医院での定期的なメンテナンス』です。

歯を10分磨いているから磨き残し0とは限りません。定期的なメンテナンスでご自身では取りきれなかった汚れを取ってもらい、ブラッシングの仕方やその人自身に合ったセルフケア用品を歯科衛生士さんは紹介してくれるため、定期的にメンテナンスでお口の中を綺麗にしてもらいご自身にあったセルフケア用品でお家でのセルフケアのクオリティを上げていきましょう!

②歯の質🦷

歯の質は年齢、薬、生活環境、フッ素の使用量、遺伝などが関係してくるため、個人差がとてもあります。元々虫歯になりずらい方もいますし、しっかり歯を手入れしているのに虫歯になってしまう方もいます。歯を強くするために、『フッ素』はとても重要です!歯磨き粉は高濃度フッ素(1,450ppm)を使用していきましょう。6歳から使用できるようになった為、小さいお子様でも虫歯予防をしっかり行えます。

③時間

食べ物や飲み物を口にしてから歯を磨くまでの時間が虫歯の発生に関わります。食後3分でお口の中は歯が溶けやすい酸性に変わります。歯が溶けやすい『脱灰』の時間が長いほど虫歯になってしまうため、食後はすぐに歯を磨きましょう。また、ダラダラ食べをすると脱灰の時間が長くなってしまうため、気をつけましょう!

④糖分🍫

食べ物や飲み物の中には糖がたくさん入っています。虫歯菌は糖を栄養にして、虫歯の原因となる成分を作り出します。糖を食べないどういうことはほぼ不可能なため、糖質コントロールをすることが大切です。甘い飲み物や炭酸ジュースを水や緑茶に変えたり、代用甘味料であるキシリトールガムなどを使用する!

以上のことをふまえると、歯ブラシだけで虫歯を予防するのではなく、生活習慣自体が虫歯の発生に関わることが分かります。生活の一つでもできることから少しずつ変えていき虫歯にならないようしましょう。