歯周病を引き起こす怖い細菌
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる病気で、歯の周りの歯肉や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。進行すると最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯と歯肉の境目までケアが行き届かないと、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。しかし痛みはほとんどでないため気づかぬうちに進行していることがよくあります。
現在、口腔内には700種類ほどの細菌が存在しているといわれており、それらを色分けして分類(グリーンコンプレックス、パープルコンプレックス、イエローコンプレックス、オレンジコンプレックス、レッドコンプレックス)がされています。
特にレッドコンプレックスに分類される細菌は歯周病が重度である部位から検出されることが多く、重度の歯周病の関連細菌と言われています。
レッドコンプレックスに分類される細菌は、①P.gingivalis、②T.forsythia、③T.denticolaの3つです。
これらが口腔内にどれくらい存在するかは歯周疾患関連菌検査を行うことによって調べることができます。細菌数や細菌の種類を調べることができるので、お一人お一人に応じた治療やホームケアをご提案することができます。
歯周疾患関連菌検査は、当院でも実施しております。
気になる方はお声がけください。