歯ぎしり 食いしばり
『歯ぎしり』『食いしばり』は決して特異なことではありません。
誰でもしている一種の癖と考えてよいでしょう。
特に悪い症状が起きない限り、放置しても構わないのですが、ときにはこれから紹介する4つのような問題も起こしてしまいます。
歯への障害
→歯の磨耗、歯の破損、歯がしみる、歯が痛い 等
歯周組織への障害
→歯肉の炎症を誘発
顎関節の障害
→顎関節症、開口障害
その他の障害
→顔面痛、頭痛、肩こり、舌の痛み
しかし、これらの症状のすべてが、『歯ぎしり』『食いしばり』からくるわけではありません。
ですが、無用な悪い癖は無くしておく方がよいでしょう。
この癖は眠っている時や、何かに夢中になっている時などに起こるので、気づきにくいのです。
対症方法として、ナイトガード(マウスピース)を取り入れる方法もありますが、ご本人が認識と理解を持つことが大切です。
まずは日中に「食いしばりをしていないか?」と注意することから始めます。
しかし、日中はなんとか注意できるとしても問題は夜眠っている時です。眠っている時のことなど、コントロールできないと思っていませんか?
しかし、「明日の朝4時に起きなくては!」と思って寝ると、不思議とその時間に目がさめるという経験をしたことはありませんか?
「上下の歯を噛み合わせないで寝るんだ!」と意識して寝ると、無意識の中でも『食いしばり』の程度は違ってくると言われています。
何事にも肩の力を抜いて、リラックスすることを意識して過ごしてみましょう(^-^)