妊娠による口腔内の変化
今回は妊娠による口腔内の変化と赤ちゃんへの影響について説明していきます(^-^)
妊娠すると唾液の分泌量に変化が現れます。また、妊娠初期には半数以上の方に”つわり”が起きます。様々な変化が体に現れますが、それに伴いお口の中も変化します。
妊娠による体の変化がお口の変化も引き起こす
嘔吐をともなう”つわり”や食べ物の好みの変化により、歯の表面が弱くなることがあります。
その他、食事回数が増えたり不規則になり口腔環境は悪くなります。さらにブラッシング(歯磨き)が困難となる方も多くいらっしゃいます。
唾液や歯ぐきが変化し、むし歯や歯周炎を起こしやすくなる
妊婦さんには、唾液の分泌量が減って口の中がネバネバすると感じる方がいる一方で、唾液の分泌が多すぎて気持ちが悪くなる方もいます。
また、お口の中の環境を整えている唾液の働きが低下するため、口の中にプラーク(むし歯や歯周病の原因となる細菌の塊)が停滞し、むし歯が発生・進行しやすくなります。さらに歯ぐきが腫れたり出血しやすくなったりなど、歯ぐきの炎症(歯肉炎)が起きやすくなるほか、免疫力が低下することから、口内炎や口角びらん(炎症)なども起こしやすくなります。
妊娠期間は、お口にってリスクの高い時期です。