口腔機能低下症
口腔機能低下症という言葉を耳にしたことはありますか?
口腔機能低下症は放っておくと食べられる食品が減り、徐々に食事が困難となり、全身のフレイルや要介護の原因となる可能性があります。
かたいものが噛みづらいなど小さな変化の段階での早期アプローチが重要です。
①口腔衛生状態不良
舌が汚れていると細菌の温床となり、口臭や誤嚥性肺炎の原因の一つとなります。
②口腔乾燥
唾液の働きにはむし歯予防、消化を助ける、お口を清潔に保つ、食事を飲み込みやすくする、味を感じやすくする、抗菌作用などがあります。乾燥を防ぐにはお口をよく動かし、適切な水分補給が重要です。※唾液腺マッサージも効果的です!
③咬合力低下症
噛む力が低下するとやわらかい食べ物を選ぶようになり、栄養が偏りやすくなります。噛みごたえのある食事をとるためにも、噛む力を維持向上することが重要です。
④舌口唇運動機能低下
舌と唇の運動機能が低下すると、滑舌が悪くなるなど発音の問題や、食べこぼしが増える原因となります。おしゃべりや、カラオケなどを楽しみましょう♪
⑤低舌圧
舌は食べ物を噛み砕いたり飲み込む際、また発音する際に重要な役割を持つ器官です。筋肉の塊でできており、衰えるとやせて細くなってしまうので、舌を鍛えましょう。
⑥咀嚼機能低下
食べ物を噛み砕き唾液と混ぜてまとめる機能で、咀嚼機能が低下すると消化不良や誤嚥のリスクが高まります。咀嚼することで脳が活性化するとの報告もあります。
⑦嚥下機能低下
食べ物を飲み込んで胃に送るまでの動作のことを(嚥下)といいます。飲み込みにくさをそのままにしておくと誤嚥性肺炎のリスクが高まります。また、嚥下障害の可能性があるため、管理開始前に嚥下障害のスクリーニング検査を含めた検査及び、診断を受けましょう!
一つでも当てはまる方は当院までお尋ねください☆