ひみこのはがいーぜ
こんにちは。谷山歯科医院です(^-^)
突然ですが皆さんはお食事の際にきちんと噛んでいますか?
ご飯はよく噛んで食べましょうとよく聞きますが、なぜよく噛んで食べなくてはならないのでしょうか。。。?
今回は「ひみこのはがいーぜ」という合言葉を一緒に見ていこうと思います。
皆さんは卑弥呼を知っていますが?弥生時代にいた卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったと言われています。
卑弥呼はよい歯や歯ぐきをしていたという想定から、「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズが生まれました。よく噛むとなぜよいか、もっとよく噛まなければと思ってもらえるようにとの願いが込められているそうです
ひ 肥満予防
よく噛まないで食べると、食事が早くなり、満腹感を得るまでにたくさん食べなくてはならなくなって、過食につながります。よく噛むことで、食べ物を十分に摂取したという満足感が得られ、肥満を防ぐことができます。
み 味覚の発達
よく噛むと素材そのものの味がよくわかるようになり、子どもたちの味覚の発達につながります。
こ 言葉の発音がはっきりに
よく噛むことで、顎が発達し、歯が正しくはえそろって、かみ合わせもよくなります。
そのため綺麗な発音ができたり表情が豊かになります。
の 脳の発達
ネズミを使った固形食と粉末食の実験では固形食を与えられたネズミの方が条件回避学習の成績がよかったそうです。また、咬合力の強い子ほど、幾何図形のテストの点数が高いことを示すデータもあります。
は 歯の病気を予防
よく噛むと顎が発達するので、歯がきれいに生えます。
また、歯の根がぐっとはって磨きやすくなり、むし歯を予防し、歯垢もたまらないので、歯周炎も防ぎ、歯槽のうろうの予防にもなります。
唾液がたくさん出てむし歯や歯周病を防ぎます。
=歯の残存率アップで歳をとっても口から食事ができることにつながります。
が がん予防
唾液に含まれる酵素が発がんを防ぐ働きがあります。
いー 胃腸の働きを促進
よく噛むことで消化吸収を良くし胃腸の働きを活発にさせます。
ぜ 全力投球
歯並びと運動能力には関係があることがわかっています。
実業団のトップクラスの選手と一般のサラリーマンに対して行った健康調査では、スポーツ選手は歯並びが「良い」人が「悪い」人を上回っているのに対し、一般の人は歯並びが「良い」より「悪い」が多くなっていたそうです。
全力投球するうえでの歯の大切さがわかるデータですね!
皆さんもお食事の際にはよく噛んで食べることを意識してみてはいかがでしょうか。