加熱式タバコは危険!
「紙巻きタバコより体に悪くない」という誤解から、加熱式タバコユーザーが増加中!
(加熱式タバコには紙巻きタバコと同じタバコ葉が使用されている)
紙巻きタバコとの大きな違いは、煙ではなく「水蒸気(エアロゾル)を吸うことです。タバコ葉に含ませたグリセリン類によって蒸気を発生させて煙の代替とします。紙巻きタバコ同様、タバコ葉が用いられますが、直接タバコ葉に火をつけるのではなく、熱を加えてニコチンを発生させて吸引します。一方、電子タバコは、タバコ葉ではなく、ニコチン等の入ったリキッド(溶液)を加熱してミスト化(気化)させ、その蒸気を吸引するものです。
日本製の電子タバコの場合、紙巻きタバコや加熱式タバコと異なり、ニコチンが含まれていないのが大きな特徴です。
(加熱式タバコにも依存性を高めるニコチンが含まれている)
ニコチンの影響は紙巻きタバコとほぼ同じ加熱式タバコと紙巻きタバコによるニコチン血中濃度の推しを示した報告によると、どちらもほぼ同じで変わりがないことがわかります。
紙巻きタバコから加熱式タバコへ切り替えたとしても、ニコチン依存症からの離脱は阻害されます。むしろ、せっかく禁煙を志したときに加熱式タバコに切り替えることで、タバコによる健康被害をなくす機会を逃してしまう可能性をもち、加熱式タバコによる新たなニコチン依存症を作り出すことになると考えられます。
喫煙は、「ニコチン依存症」です。「喫煙習慣」と記載されることがありますが、趣味や嗜好ではなく、ましてや習慣でもありません。
例えば、お弁当を食べようとしたとき、お箸ではなくフォークが入っていたらどうしますか?おそらく、フォークで代用する方が多いと思います。
お箸で食べる習慣はフォークで代用できる、すなわち、習慣は変えられるのです。
しかし、タバコを吸おうとしてケースにタバコではないものが入っていたとします。喫煙者は急いでタバコを買いに走るのではないでしょうか?習慣でも嗜好品でもないので、代用が効かないのです。つまり、依存症物質なのです。