お口の中が白かったり赤かったりしませんか?
口腔がんとはどんなもの?
口の中(口腔 こうくう)にある歯以外のあらゆる部位から発生します。
口腔がんの種類
・舌がん⇽できやすい場所。舌横、舌縁が多い。
・頬粘膜がん
・歯肉がん
・口蓋がん
・口底がん
・口唇がん
・顎骨中心性がん
口腔がん発生の原因
○食生活 ビタミン不足、偏食
○生活習慣 飲酒、喫煙
○ウイルス ヒトパピローマウイルス
○慢性的刺激 不適合な補綴物、歯列不正
未治療歯、口腔不衛生など
口腔がん好発年齢と性差
1980年頃は60歳以降の酒とタバコを吸う男性に多いといわれていました。でも今は少し変わってきて、お酒を飲まずタバコも吸わない人、若い人、女性にも多く発生することがわかってきました。超高齢社会、女性の社会進出と食生活の変化などが影響しているかもしれません。
前がん病変の特徴
《あなたの症状はどの写真に近いですか?》
白いもの
赤いもの
黒いもの
色がつく原因は、「上皮」の厚みによって決まります。
口腔の粘膜は上皮が薄く、その下の組織の血管が透けてみえるので、通常いわゆるピンク色をしています。
白いもの→上皮の外側の部分が厚くなるので白く見える
赤いもの→上皮が薄くなると赤く見えます。充血状態
痛い口内炎は、上皮が剥がれて赤くなり、組織が見えています。
セルフチェックしましょう!
大きな鏡の前で、口の中を光で十分に照らして調べてみましょう。まずは色のついた部分があるかどうかです。赤と白に気をつけましょう。傷がついても赤くなります。食べかすがついても白くなります。よく口の中を洗って、ガーゼで拭って観察しましょう。
もこもこ盛り上がっているもの、触って硬さをもっているもの、もあります。指を口にいれ舌、頬、唇などを触りましょう。
週に一度はセルフチェックしてください。
他のがんと違って口の中は直接みて、手で触れる場所です。舌の奥や舌の下などみづらい場合もありますので、かかりつけ歯科医に2~3ヶ月に一度は診察してもらいましょう。早期発見ができるはずです。
そして「口腔がん検診」を年に1回は受けましょう!