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  • 2025.12.1

✨歯科医院で働いて気づいた「歯科技工士1年目で困ったこと」5つ

はじめに

私は歯科技工士として働き始めた1年目、ラボではなく歯科医院で技工をするという環境に入りました。

院内だと患者さんがすぐそばにいる分、仕上がりがダイレクトに反映されるし、フィードバックもリアル。

学校で学んだことが意外と通用しなかったり、緊張する場面も多かったけれど、毎日が成長の連続でした。

そんな私が特に困ったこと・つまずいたことをまとめます👇

①石膏模型の精度を出すのが難しい

医院は診療が回っているからスピードも必要。

でも焦ると気泡が入る → 削合時にバリバリ欠ける → 医師に申し訳ない…という葛藤の日々。

学んだこと

・粉液比・練り時間・流し始めの位置は毎回同じパターンを作る

・診療サイドの印象採得(精度や乾燥具合)も結果に影響する

→ 院内ならではの 直接相談&改善できる強み を実感

②材料・器具が多くて覚えられない

ドクター「〇〇持ってきて!」

私「(……どこ??どれ???)」

悲しいあるある😇

器具ひとつ分からないだけで診療の流れが止まるから重圧も大きい。

克服ポイント

・自分用の写真メモを作成

・診療中の導線ごとに置き場所を頭でマッピング

→ 1ヶ月後には反射で動けるようになった💪

③納期と仕上がりの両立がシビア

院内技工は「今日中にほしい」「仮歯すぐ作れる?」のスピード対応あり。

丁寧に作りたい気持ちと時間の壁にずっと葛藤。

気づき

・ドクターの意図(急ぎなのか精度重視なのか)を先に確認

・優先順位を決めて動くと焦りが激減

④質問したいのに聞きにくい

診療が忙しいとタイミングが掴めず、自己判断で進めてミス→やり直し…

でも勇気を出して相談した日から一気に変わった。

「聞くのは遅くてもいい。でも分からないまま進むと患者さんに返ってくるよ」

その一言が今でも支えになっています。

まとめ

歯科医院での1年目は技工だけじゃなく、診療補助・器具準備・患者対応など覚えることが山ほど。

でもその環境は、“口に入るところまで責任を持てる技工士” に成長できる最高の場所でもあります。

不安も失敗も、1つ1つがスキルに変わる。

これから技工士になる人、1年目で悩んでいる人に届けば嬉しいです😊🦷