スマホの見すぎで起こる影響
今スマートフォンやパソコンは生活に欠かせない存在ですよね。みなさんは「朝起きるとあごが重い」「なんだか歯がしみるようになってきた」「歯医者で“噛みしめてますね”と言われた」という経験はありませんか?実はその原因の多くが“無意識の噛みしめ(食いしばり)”なんです!
なぜ噛みしめてしまうの?
私たちは集中しているとき、知らず知らずのうちにあごに力が入ります。
特に、スマホやパソコンを見るときは前かがみの姿勢になりやすく、頭の重さ(約5kg)を支えるために、首や顎の筋肉が緊張しやすい状態になります。この状態が続くと、歯をグッと噛みしめて支えるクセがつき、筋肉の疲れや歯への負担が増えてしまうんです。
⚠️噛みしめがもたらすトラブル
「噛みしめなんてたいしたことない」と思う方も多いですが、放っておくとお口にも体にもさまざまな影響が出てきます。
🦷 歯への影響
・歯がすり減る・欠ける
・詰め物・被せ物が割れやすくなる
・歯がしみる(知覚過敏)
・歯ぐきの根元に亀裂が入りやすくなる
💪 あご・筋肉への影響
・顎関節症(あごの音、痛み、開けにくさ)
・こめかみや頬の筋肉がこる
・肩こり・首こりの原因になる
😴 生活への影響
・寝ている間に噛みしめて睡眠の質が下がる
・朝起きたときのだるさや疲労感…など、意外と全身に関係しているんです。
あなたも当てはまる?噛みしめチェックリスト以下のうち、2つ以上当てはまったら要注意です
☑ 朝起きたとき、あごや歯が重い
☑ 無意識に上下の歯が当たっている
☑ 集中すると口が真一文字になっている
☑ 歯の先がすり減っている
☑ 歯ぐきの付け根がくびれている
☑ ほっぺの内側や舌に歯型がついている
これらのサインがある方は、噛みしめ癖があるかもしれません。
今からできる!簡単な予防と対策
① 歯と歯の間は“1mmすき間”をあける意識を
普段は、上下の歯が「軽く離れている状態」が正常です。リラックスしたときに、唇を閉じたまま歯を離す練習をしてみましょう。
② スマホやパソコンの位置を調整する
目線より少し下の位置にすると、頭が前に出にくくなります。姿勢を正すだけでも、噛みしめの力は軽減されます。
③ あごのストレッチ&リラックス
「あー」「いー」「うー」と口を動かしたり、頬をやさしくマッサージするのも効果的です。
④ 寝ている間の噛みしめにはマウスピースを
ナイトガードと呼ばれる専用のマウスピースを使うことで、歯や顎の関節を守ることができます。
谷山歯科医院では、
・噛みしめ・食いしばりのチェック
・歯や顎の状態に合わせたマウスピース作製
・生活習慣のアドバイス などを行っています
また、日常生活で取り入れられる「正しい姿勢」や「セルフケア方法」もお伝えしていますので、気になる方は受付やスタッフにお気軽にお声かけください!
スマホやパソコンを使う時間が長い現代では、噛みしめや食いしばりは“誰にでも起こりうるクセ”です。でも、ちょっとした意識と早めのケアで、歯や顎のトラブルはしっかり防ぐことができます🌸
谷山歯科医院では、患者さまがリラックスして治療や相談ができるよう、いつでも丁寧にサポートいたします!「最近あごが疲れるかも?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談くださいね