秋は歯ぐきが腫れやすい季節?体調とお口の意外な関係
こんにちは、谷山歯科医院です
この時期になると、「歯ぐきが腫れた気がする」「口の中が熱っぽい」「歯みがきすると血が出る」といったお問い合わせをいただくことが増えてきます。
実は、秋は歯ぐきのトラブルが起こりやすい季節なんです。今日はその理由と、日常でできるケア方法をお伝えします
なぜ秋になると歯ぐきが腫れやすいの?
秋は一見、過ごしやすい季節に思えますが、
お口の中にとっては意外と「負担のかかりやすい時期」です。
その主な原因は3つあります↓
① 季節の変化による免疫力の低下
気温差や気圧の変化、夏の疲れが残っていることなどで体の免疫機能が一時的に下がる時期です。
免疫が落ちると、普段は抑えられている”歯周病菌(プラーク中の細菌)”が活発になり、歯ぐきに炎症を起こしやすくなります。
その結果
・歯ぐきが赤く腫れる
・歯みがきで血が出る
・歯が浮くような感覚がある
などの症状が現れることがあります。
② 乾燥による唾液量の減少
秋から冬にかけて空気が乾燥し、さらにマスクを外す時間も増えるため、口呼吸になりやすくなります。
お口の中が乾くと唾液が減り
・細菌の繁殖
・口臭
・歯ぐきの炎症 が起こりやすくなります。
唾液には細菌を洗い流す「自浄作用」があるため、唾液が減ると歯ぐきが敏感になりやすいんです。
③ 食生活・生活リズムの乱れ
「食欲の秋」でつい食べすぎたり、季節の変わり目で睡眠リズムが乱れることもあります。
脂っこいもの・甘いものの摂りすぎ、睡眠不足、ストレスなどは体の免疫を下げる原因になり、結果的に歯ぐきの炎症を悪化させることがあります。
歯ぐきが腫れたときの正しいケア
歯ぐきが腫れていると「痛いから磨けない」と思いがちですが、
実は優しく磨くことが一番の治療です。
以下のポイントを意識してみてください↓
☆やわらかい歯ブラシでやさしく当てる
力を入れすぎず、小刻みに動かすのがコツ。当院ではクラプロックスの歯ブラシやペンフィットをお勧めしてます☺︎

☆歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
歯周病菌は歯ぐきのすぐ下に溜まりやすいです。
☆デンタルフロス・歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは6割しか汚れが取れません。補助清掃をプラス!歯間ブラシは患者様一人一人にあったサイズを紹介します!

☆お口の乾燥対策をする
こまめな水分補給・マスク内の加湿・キシリトールガムを噛んで唾液を出すのも効果的です。
◎予防のためにできること
歯ぐきの健康を守るために、普段の生活で意識してほしいのはこの3つ
①規則正しい生活で免疫を守る
睡眠・バランスの良い食事・ストレスケアが何より大切。
②定期的なクリーニング
歯石やプラークは自分では落とせないため、
3〜6ヶ月に1度の定期検診をおすすめしています。
③自分の歯ぐきをチェックする習慣を
鏡で見て「赤い」「ぷくっとしてる」「血が出る」と感じたら要注意です。
谷山歯科医院でのケア
当院では、歯ぐきの状態に合わせて
・歯石取り・クリーニング
・歯周病検査
・ブラッシング指導 を行っています。
歯ぐきのトラブルは、早い段階で対処することで痛みも腫れも軽く済みます!
「最近歯ぐきがムズムズする」「歯みがきで血が出る」そんなときは、我慢せずお気軽にご相談ください!
秋は、体の変化とともにお口にも負担がかかる季節です。免疫の低下・乾燥・生活リズムの乱れは、どれも歯ぐきトラブルにつながる原因になります。少し意識を変えるだけで、歯ぐきの健康はぐっと保てます。
おいしい秋の味覚を楽しむためにも、「歯ぐきのケア」も忘れずに過ごしましょう
谷山歯科医院では、みなさまが季節の変化にも負けない
健康な笑顔で過ごせるようサポートしています!