• お知らせ・ブログ
  • 2025.10.13

歯の詰め物の寿命はどれくらい?

~保険インレー・CRのやりかえと注意点~

虫歯の治療で入れた「詰め物」。一度入れたら一生大丈夫と思われがちですが、実は寿命があり、定期的なチェックややりかえが必要です。今回は、保険の詰め物(インレー・CR)を中心に寿命の目安や注意点をまとめました。

詰め物の寿命の目安

コンポジットレジン(CR)

• 保険適用の白いプラスチック素材

• 小さな虫歯や前歯の治療に多い

寿命:5年前後

• 変色・すり減り・欠けが出てくることも

保険の銀インレー

• 銀合金で作られる詰め物

• 奥歯の虫歯治療でよく使用される

寿命:7〜10年程度

• 経年劣化や隙間から二次虫歯になりやすい

セラミックインレー(自費)

• 白くて自然な見た目

• 金属アレルギーの心配なし

10年以上長持ちするケースも多い

やりかえが必要になるサイン

• 詰め物の隙間や段差ができている

しみる・噛むと痛い

• 詰め物が欠けた・外れた

変色や黒ずみが気になる

• 定期検診で二次虫歯を指摘された

やりかえ時の注意点

削るほど歯は弱くなる

 → やりかえ回数が増えると、将来的に被せ物や神経治療が必要になることも。

定期検診で早期発見を

 → 二次虫歯は見た目では分かりにくいため、歯科医によるチェックが大切です。

歯ぎしり・食いしばり対策

 → ナイトガードを使うことで、詰め物の破損を防ぎ、寿命を延ばせます。

素材選びもポイント

 → 保険の銀歯は強度はあるが虫歯再発リスクあり。

 → セラミックは費用はかかるが、長持ちして見た目も自然。

まとめ

• CRは5年前後、銀インレーは7〜10年程度が目安。

• 詰め物は一度入れたら終わりではなく、定期的なチェックとやりかえが必要

• 歯を長持ちさせるためには、定期検診・適切な素材選び・生活習慣の工夫が大切です。

💡 医院からのメッセージ

「詰め物が入っているから安心」ではなく、詰め物こそ定期検診が必要です。気になる症状があれば早めにご相談ください。